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目録の内容;番号→書名→著者名→出版社→発行年→版→販売価格→状態+内容
NOVELO&ESEO小説・エッセイ・批評・評論[Japanio]
品切れ / 風のポプリ / 熊井明子 / 毎日新聞社 / 1983年 / ¥― / B
 四季のポプリ / ふるさとが香るとき / 私がポプリと香るとき / 旅が香るとき / ポプリへの誘い
Nov.Ja.-324 / 私の猫がいない日々 / 熊井明子 / 白川書院 / 1977年第1刷 / ¥600 / B
 (経年のシミ、最終の遊び紙値札剥し痕、日付書込有り)
 31ぴきの猫たちと私の日々 / パリ・ロンドン猫日記 / 猫人間の喜びと悲しみ
Nov.Ja.-323 / 聖い夜の中で / 仁木悦子 / 立風書房 / 1987年第1刷 / ¥500 / B
〈日本のクリスティ最後の事件。 惜しまれて去った仁木悦子のラストミステリー。〉
 陰のアングル / うさぎを飼う男 / 折から凍る二月の / 数列と人魚 / 聖い夜の中で
 仁木悦子 年譜 / 書誌 / 追想:鮎川哲也・熊井明子

Nov.Ja.-322 / 不思議の国の猫たち / 仁木悦子【編】
立風書房 / 1981年第2刷 / ¥600 / B
(ヤケ)
装幀・イラスト:和田誠
 「猫の年齢」西東登/「ピーや」眉村卓/「お富の貞操」芥川龍之介/「猫文法」川又千秋
 「猫の皿」古今亭志ん生/「猫の殺人」吉行理恵/「ねこ忍」水木しげる/「復讐は彼女に」小泉喜美子
 「ネコ」星新一/「ねこしょうがつ騒動記」あまんきみこ/「誘拐者たち」仁木悦子/「猫の泉」日影丈吉
 編集後記 仁木悦子


品切れ/愛猫記/吉行淳之介・伊丹十三 他/番町書房/1976年初版/¥―/B−
 (表紙折れ目、ヤケ・シミ)
ユーモアエッセイ集|装幀・山藤章二、イラスト・鈴木義司
 有馬頼義「お軽はらきり」/伊丹十三「わが思い出の猫猫」/永六輔「猫五匹」他
 長田弘「ねこ踏んじゃった」/長部日出雄「家なき猫たち」/開高健「抜く」/神吉拓郎「猫の襟巻」
 後藤明生「人間と猫の住む場所」/小松左京「我家のゲバ猫」/坂西志保「猫に仕えるの記」他
 鈴木義司「ネコの代作」他/長谷川四郎「猫のノート」他/古山高麗雄「猫と犬と私」
 室生朝子「片目のジャック」他/吉行淳之介「独り暮しの猫のはなし」/吉行理恵「愛玩動物売場」他
 和田芳恵「近頃のこと」 / 鼎談:開高健・中村紘子・小松左京「猫の似合う街 似合うひと」

品切れ/猫―優雅と野性の貴族/毎日新聞社/1977年10月/¥―/B〜B−
 (表紙上部少皺)
MAINICHI MOOK
 写真構成/優しくも激しき―猫への讃歌 / カタログ・猫の肖像 / 猫の王者たち―文・戸川幸夫
 猫に魅せられた版画家―稲垣知雄 / 猫の似合う美女たち=映画のなかの女優と猫(中田耕治/水野晴郎)
 エッセイ「わが愛猫記」(藤原審爾/吉行理恵/赤塚不二夫/羽仁未央/松本零士/朝倉摂/八切止夫/小川徹/伊丹十三)
 猫マニア聞きある記 / キャッツ・ショップ訪問 / 人間はいつ“猫”と出会ったか
 猫の本棚―これだけはぜひご覧ください / 猫を飼う方へのメッセージ

品切れ/画家から作家へ 絵の贈り物/福田隆義【画】
PHP研究所/1981年第1刷/¥―/B〜B−

 (カバー=表紙上部少皺・背下部付近コーティング少剥れ、本体=上下部擦れによる傷み・最終の遊び紙折れ目)
 文:吉行淳之介・中田耕治・藤沢周平・皆川博子・眉村卓/田村隆一・藤原審爾・池波正太郎
   中山あい子・多岐川恭・柴田練三郎・都筑道夫・戸川昌子・田中小実昌・佐藤愛子
   森村誠一・谷恒生・樹下太郎・山田正紀・河野典生・赤江瀑・藤本義一
Nov.Ja-307/猫のいる日々/大佛次郎/六興出版/1989年7刷/¥700/B
 (地にB印有り)
装幀・猪熊弦一郎
 随筆:猫のこと/黙っている猫/私の猫/熱海の猫/猫々痴談/バイコフ氏の猫/「隅の隠居」の話/猫の引越し
    無能なる家族/泰山鳴動/お通夜の猫/舞台の猫/歳のない人/猫騒動/小鳥の客/山寺の猫/猫の風呂番
    早春一番/牢獄の猫/千坂兵部の猫/化猫について/白ねこ/猫家一族/ある白書/猫の出戻り/八百屋の猫
    ここに人あり/困ったこと/ビルマの竹/十五代将軍の猫/そぞろ歩き/再説「猫の湯屋」/わが小説
 小説・童話:白猫/猫の旅行/小猫が見たこと/白猫白吉/スイッチョねこ


品切れ/猫のエッセイ珠玉の35選/コア出版/1989年第1刷/¥―/B
 (カバー折込部分折れ目)
―ねことひととのやさしく、あやしい間柄を描く、小説、エッセイ、詩・・・・・・35編を収録。
 ネコロマンチシズム ほか(内田百閨j/怪猫伝(徳川夢声)/猫 ほか(宮沢賢治)/黙っている猫 ほか(大佛次郎)
 愛撫 ほか(梶井基次郎)/優雅なカメチョロ(室生朝子)/猫の絵(鴨居羊子)/ニャンともおかしなこと(なだいなだ)
 ネコ ほか(三木卓)/ぼくは猫する ほか(寺山修司)/二匹の猫のこと(立花えりか)/ねこに未来はない(長田弘)
 ときには意地悪猫のように ほか(熊井明子)/僕も猫語が喋れる理由(景山民夫) etc.


品切れ/なぜ、猫とつきあうのか/吉本隆明/ミッドナイト・プレス/1995年/¥―/B〜B−
 (カバー部分的にヤケ)
 〈幼い頃の猫の思い出と歴代の「吉本家の猫」とのつき合いをたどり、猫の習性、猫という存在のもっている不思議、
  人間との共生の仕方の細部、さまざまな猫の死、などなどを、柔らかく深い視線で観察し、この愛すべき同伴者への
  限りない共感を、詩人の直観と思想家の鋭利な分析力で表現した、すべての猫好きの人々に贈る傑作エッセイ。〉




品切れ/猫のアジア/新美敬子/河出書房新社/1998年初版/¥―/B
―猫がいるからアジアの懐に深く入っていける!
 1 東京マリー(東京・日本) / 2 サンダカンの水上生活猫(サンダカン・マレーシア)
 3 変わりタイ三毛の猫(ダムナン・タイ) / 4 バリ島の神様の親戚猫(バリ島・インドネシア)
 5 プサンのひもつき猫(釜山・韓国) / 6 ハノイでいっしょにご飯猫(ハノイ・ベトナム)
 7 マカオの迷い猫(マカオ) / 8 シンガプーラのいる港町(シンガポール)
 9 風の島の猫の物語(澎湖島・台湾)


品切れ/本棚からの贈りもの/熊井明子/じゃこめてい出版/1985年初版第1刷/¥―/B
 (経年のヤケ・シミ、小口少汚れ)
―小さな愛の図書館:本が好きなあなたへ
 第1章 人生の様々な時に:子供のハートと大人の知性で読みたいメルヘン(鏡のメルヘン)
  叙情画と少女雑誌(中原淳一の理想の雑誌「ひまわり」 ほか)/『赤毛のアン」の夢に巻き込まれて etc.
 第2章 季節の流れの中で
 第3章 私の絵本館
 第4章 素敵な人・素敵な作品(フランソワーズ・サガンの恋と孤独 ほか)

品切れ/私の部屋のポプリ/熊井明子/生活の絵本社/1976年初版/¥―/B〜B−
 [函入・署名入] (函=経年のシミ・ヤケ・擦れ、本体=天地少傷み)

「ふと思い出します 遠い日の虹のいろ、幼い約束」熊井明子の署名有り。
 「私の部屋」第5号〜第24号連載「ポプリ」&書下ろし+「生活の絵本」〈感傷旅行〉 / イラスト:高柳佐知子
  春のポプリ/夏のポプリ/秋のポプリ/冬のポプリ
  鎌倉感傷旅行/文化村感傷旅行/松江感傷旅行/松本感傷旅行


品切れ / 続・私の部屋のポプリ / 熊井明子 / 生活の絵本社 / 1980年2版 / ¥― / B〜B−
 [函入] (函=擦れ・少汚れ、本体=日付書込・2箇所蔵書印有り)
  「私の部屋」第25号〜第38号連載「ポプリ」+「生活の絵本」〈感傷旅行〉 / イラスト:高柳佐知子
   春のポプリ/夏のポプリ/秋のポプリ/冬のポプリ
   釧路感傷旅行/前橋感傷旅行/軽井沢感傷旅行/岡山感傷旅行/矢切感傷旅行/花巻感傷旅行
品切れ / アップルパイの午後 / 尾崎翠 / 出帆社 / 1975年初版 / ¥― / B〜B−
 [函入] (函=擦れ・傷、本体=シミ)
   ファンタスティックな連作「第七官界彷徨」「歩行」「地下室アントンの一夜」他、唯一の戯曲「アップルパイの午後」スケッチ風散文数篇を収録。
品切れ/愛のむこう側/朝吹登水子/新潮社/1979年14版/¥―/B
 (若干シミ、蔵書印有り)

―自伝的小説

 幻影から醒めて / 美しい季節 / カルチエ・ラタン
 パスカル / 祖国の姿 / 戦争と生命 / 軽井沢へ
 パリ再び



Nov.Ja.-244/謎解き『死霊』論/川西政明/河出書房新社/1996年初版/¥1500/ B
―虚体とは?自同律の不快とは?存在の電話箱とは?亡霊宇宙とは?
 〈ついに書かれなかった『死霊』の全体を構成し、その内容にこめられた謎を推理する。
  二十世紀世界文学史の極北に聳える埴谷雄高、『死霊』。戦後直ちに発表が開始され、
  以来五十年にわたり書き継がれてきた大著を、その成り立ちから展開、全構成にいたるまで、
  初出発表誌にまで遡って綿密に検証。『死霊』にひそむ大いなる“謎”を初めて明晰・具体的に
  読み解いた『死霊』論の白眉!渾身の書き下ろし快作。〉


品切れ / 最後の親鸞 / 吉本隆明 / 春秋社 / 1976年第4刷 / ¥― / B [函入] (記名有り)
  ―非僧非俗の境涯。仏教の信を極限まで解体した親鸞の姿を全身的な思想の傾注で描ききる。
   最後の親鸞 / 和讃 / ある親鸞 / 親鸞伝説
品切れ / 敗北の構造 吉本隆明講演集 / 吉本隆明 / 弓立社 / 1975年第8刷 / ¥― / B
  T 宗教としての天皇制/南島論/南島の継承祭儀について / U 思想としての身体/色彩論 / V 宗教と自立/自己とは何か―キルケゴールに関連して
  W 実朝論/詩的喩の起源について / X 文学における初期・夢・記憶・資質/北村透谷と近代/政治と文学について/鴎外と漱石
  Y 大学論/自立と反逆の拠点/敗北の構造/「擬制の終焉」以後十年/「世界―民族―国家」空間と沖縄 / 講演メモ
品切れ / 「反核」異論 / 吉本隆明 / 深夜叢書社 / 1983年2刷 / ¥― / B
  T 停滞論:「反核」運動の思想批判/「反核」運動の思想批判 番外/現代と若者(聞き手・三浦雅士)/情況への発言―「反核」問題をめぐって
  U ポーランドへの寄与/国家と言葉/先進資本主義社会の動向と日本の行方 / V 崩壊の検証(対談・鮎川信夫)
Nov.Ja.-226 / 心的現象論序説 / 吉本隆明 / 北洋社 / 1972年第5刷 / ¥600 / B〜B−
 [函入] (函〈B−〉ヤケ・シミ)
  ―思想原理の独自的追求が生んだ心的世界の論理
   心的世界の叙述/心的世界をどうとらえるか/心的世界の動態化/心的現象としての感情/心的現象としての発語および失語
   心的現象としての夢/心像論
Nov.Ja.-219 / 吉本隆明全著作集4 文学論T / 吉本隆明 / 勁草書房 / 1973年第8刷 / ¥700 / B−
 [函入・本体ビニールカバー] (函ヤケ・ビニールカバー皺)
  〈妥協を拒否し、周到な論理に拠って破壊と創造の作業をすすめる壮大な軌跡。既成の権威と価値の破壊作業は対立者との激しい論争を生んだ。
   その過程で新しい芸術理論の形成をおしすすめていった文学的思想的軌跡が、本巻に見られる膨大かつ多彩なサイ クルを残した。
   日本古典の狩猟のなかにすでに自己の足場を築く初期文章、著者の原理的出発となった「マチウ書試論」のほか、未収録の諸論考を収める。〉

   伊勢物語論/歎異抄について/マチウ書試論/芸術的抵抗と挫折/近代批評の展開/いま文学に何が必要か ほか
Nov.Ja.-220 / 吉本隆明全著作集5 文学論U / 吉本隆明 / 勁草書房 / 1972年第3刷 / ¥700 / B〜B−
 [函入・本体ビニールカバー] (函ヤケ、ビニールカバー・本体背シミ)
  〈二つの思想の極北を自らのうちに生き、その激突の孤独に耐えて戦後表現史に創造的 軌跡を描く詩的光芒。
   試論、詩的思想論と短歌論のほか、文芸時評、書評、映画評論、生活史的な短章、序跋雑纂のすべてを集成した全105篇の圧巻。〉

   詩と科学との問題/ラムボオ若くはカール・マルクスの方法についての諸註/方法的思想の一問題/前世代の詩人たち/詩とは何か/短歌命数論 ほか
品切れ/吉本隆明全著作集13 政治思想評論集/吉本隆明/勁草書房/1972年第7刷/¥―/B−
 [函入・本体ビニールカバー] (函ヤケ・少汚れ、ビニールカバー・本体背シミ、ビニールカバー上部傷み、本体シミ)
  〈戦前戦後の思想的敗北という苦い歴史的体験は、「転向論」より始まるこの重厚かつ広大な一巻を生んだ。そこには、戦後日本の辿った最も深刻な
   暗部が、また戦後の世界像そのものの断片が、鋭く呈示される。
   「転向論」「擬制の終焉」「自立の思想的拠点」「文学者の戦争責任」「模写と鏡」 ほか代表的な思想評論を集大成。〉
品切れ/吉本隆明全著作集14 講演対談集/吉本隆明/勁草書房/1972年第2刷/¥―/B−
 [函入・本体ビニールカバー] (函ヤケ・シミ、ビニールカバー・本体シミ、目次の頁にペン痕)
  〈六〇年安保闘争の無惨な敗北体験を踏まえ、一個の文学批評家としての原理的追求は『言語にとって美とは何か』・『共同幻想論』・『心的幻想論』
   などに結実した。本書はその間の苦しき道程における、その時どきの情況が強いた思想的課題に対する著者の基本的立場を知るうえに最適であろう。〉

    第T部 講演集 / 第U部 対談集(対談者:山本薩夫・久野収・安東次男・江藤淳・鶴見俊輔・伊藤勝彦・高橋和巳・秋山駿・竹内好)
Nov.Ja.-196 / 当世滑稽裁判譚
呉智英・高橋悠治・鈴木志郎康・野阪昭如・神吉拓郎・中島誠・赤瀬川原平
風濤社 / 1975年第2刷 / ¥2000 / B
―いかれる七人証言集/装幀・本文イラスト:赤瀬川原平
 アリバイと一憶人の犯罪者―「国民」ということば(呉智英)
 未来の死者たちのコミサールによる反芸術活動委員会における ベートーヴェンの魂の審判(高橋悠治)
 国民用語裁判録“生活”篇(鈴木志郎康)
 東西シロクロ大論戦―二酔人酒中問答(野坂昭如・神吉拓郎)
 食うか食われるか―インスタント食品の弾劾(中島誠)
 虚虚実実小説 裁判所群島(赤瀬川原平)
Nov.Ja.-195 / 五木寛之雑学対談 / 五木寛之 / 講談社 / 1975年 / ¥600 / B
―装幀・似顔絵:和田誠
 対談者とテーマ:音楽―片岡義男 / 情愛―深沢七郎 / 漂流―東由多加
           三流―野坂昭如 / やさしさ―生島治郎 / 対立意識―舘野泉
           食物―吉行淳之介 / 怠惰―浦山桐郎 / 経歴―井上ひさし
           つながり―富士真奈美 / 虚実―遠藤周作 / 読書―植草甚一・中田耕治



Nov.Ja.-193 / 生涯を賭けた一冊 / 紀田順一郎 / 新潮社 / 1982年 / ¥600 / B
 (経年のシミ)
 一念を貫いたライフワーク―文倉平次郎『幕末軍艦咸臨丸』 / 初期探検家の栄光と挫折―岩本千綱『三国探検実記』
 奈落の底から―山本作兵衛『王国の闇』 / 書物と人生を語る―田中菊雄『現代読書法』
 管理機構の中の野人学者―牧野富太郎『牧野日本植物図鑑』 / 三十年の苦闘とその協力者たち―諸橋轍次『大漢和辞典』
 ある教育者のバックボーン―玖村敏雄『吉田松陰』 / 趣味の高峰に名著一冊―松崎明治『釣技百科』
 足で書いた庶民の街―山下重民『新撰東京名所図会』



Nov.Ja.-192 / 知の職人たち / 紀田順一郎 / 新潮社 / 1984年 / ¥600 / B (経年のヤケ・シミ)
  天才学者の一本勝負―吉田東伍と『大日本地名辞書』 / よき時代の百科全書派―石井研堂と『明治事物起源』
  日本人の英語―斎藤秀三郎と『斎藤和英大辞典』 / 独学者の栄光―日置昌一と『話の大事典』
  童心の夢に生きる―巌谷小波・栄二と『大語園』 / 辞書の年輪―新村出と『広辞苑』
Nov.Ja.-191 / 古書縦横 / 山下武 / 青弓社 / 1988年第1版第1刷 / ¥700 / B (天シミ)
〈古書の街・神保町の今昔から古書と古本界の日々種々の哀歓までを縦横無尽に綴る斯界第一人者の筆さばき。
一冊の古本との出合い―それが人生を変えることだってないとはいえない―。古書渉猟の旅へといざなう味わいのエッセイ第2弾。〉

 1 神田わが町 / 喫茶店のある古本屋考 / 古書探索の旅 / 父・柳家金語樓の“大いなる遺産” / 「新生」と「鎌倉山日記」のころ
   本との出会い / 古本界の昨今 / 曲がり角にきた古書の流通 / 古書価を支配するもの
 2 古本界 / 本の周辺
Nov.Ja.-190 / 東京万華鏡 / 川本三郎 / 筑摩書房 / 1992年第1刷 / ¥500 / B〜B−
 (カバー〈B−〉=少スレ・裏表紙に少書込み有り)
─写真:武田花
 〈川・下町・相撲、あるいは原っぱ、地下鉄、橋といった細かい色ガラスを筒に入れ、くるくる回し眺めた東京の町。
  ひそやかな隠れ場所を求めてさまよう散歩エッセイ。〉

   プロローグ 橋の見える場所 / 水の街、東京 / 私の散歩道 / 東京には夢がある / 町中のランドマーク
Nov.Ja.-189 / 走れナフタリン少年 / 川本三郎 / 北宋社 / 1981年初版 / ¥600 / B− (ヤケ)
─装画:渡辺和博
 〈了解不能なストレンジャーとして出現する少年。少年とは何なのだろう。どこか遠くに行ってしまった彼との交信を求めて、
  「十二の物語」のなかの少年を解読する。〉

   根源的な無垢を求めて『ライ麦畑でつかまえて』(J・D・サリンジャー) / 喉ぼとけの“聖痕”『猫と鼠』(ギュンター・グラス)
   野生の森の反少年『蠅の王』(ウイリアム・ゴールディング) / 妹を愛した心優しいエゴイスト『荒れた海辺』(ジャン=ルネ・ユグナン)
   生を肯定する「一杯の水」『人間喜劇』(ウイリアム・サロイヤン) / 映画館という巨船に乗って『シネロマン』(ロジェ・グルニエ)
   ひとりぼっちの逆十字軍『異端の鳥』(イエールジ・コジンスキー) / 逆立ちしたファンタジィ『木のぼり男爵』(イタロ・カルヴィーノ)
   アメリカ父性社会の未完の幸福『家族のなかの死』(ジェームズ・エイジー) / 「ドンマイ、ドンマイ」『下駄の上の卵』(井上ひさし)
   汚濁を通って森の宇宙へ『芽むしり仔撃ち』(大江健三郎) / 「破壊せよ」とキクは言った『コインロッカー・ベイビーズ』(村上龍)
Nov.Ja.-188 / 超時間対談 / 和田誠【絵】 / 集英社 / 1981年第1刷 / ¥1000 / B
―ビックリ仰天顔合わせ初めて実現!!
〈超時間マシンに乗って国境のタイム・トンネルをぬけると“あの世”であった。
なんと!死んだアイツが言いたい放題!!〉

 ハンフリー・ボガート×田中小実昌 / ベートーヴェン×山下洋輔 / アンリ・ベルグソン×タモリ
 レイモンド・チャンドラー×河野典生 / ジャン・ギャバン×池波正太郎 / エドガー・アラン・ポオ×都筑道夫
 チャーリー・チャップリン×虫明亜呂無 / アドルフ・ヒトラー×開高健 / シェイクスピア×唐十郎
 アルチュール・ランボー×寺山修司 / ルイ・アームストロング×植草甚一 / ウォルト・ディズニー×赤塚不二夫
 シラノ・ド・ベルジュラック×星新一 / 成吉思汗×高木彬光

Nov.Ja.-179/向田邦子の青春/向田和子【編著】/ネスコ・文藝春秋/1999年第3刷/¥600/B

〈今明かす向田邦子の二十代。ファッション、大学進学秘話、お見合い騒動、結婚話等、
作家の原点を初公開秘蔵写真と共に綴る。〉

 姉という人 / 生き方 / おしゃれ / 姉の仕事 / 姉に教わったこと
 年譜
[現在「文春文庫」化]


Nov.Ja.-178/森繁の重役読本/向田邦子/ネスコ・文藝春秋/1991年第1刷/¥500/B
〈作・向田、朗読・森繁の名コンビが生んだ連続ラジオエッセイ。向田文学のデビューというだけでなく、゛幻の名作゛の誉れ高い発掘作品。〉
 あ・重役/重役トランプ/重役貫太郎一家/妻どき女どき/重役の詫び状/重役仮名人名簿/霊長類重役科動物図鑑
 あとがきにかえて 花束 / 森繁久弥「向田邦子」を語る 花こぼれなお薫る
[現在「文春文庫」化]
Nov.Ja.-177/六つのひきだし―「森繁の重役読本」より/向田邦子/ネスコ・文藝春秋/1993年第2刷/¥500/B
〈森繁久彌・向田邦子コンビのラジオエッセイ第二弾。自らの父親をだぶらせた重役の言葉や心の動きには懐かしい温かさがあふれている〉
 かきもち/縁日/奥さまご病気/便箋一枚/ポケットとハンドバッグ/空の鳥籠/話半分腹八分 /うちのミステリー/かみさんスキーヤー/びっくりおもちゃ etc.
[現在「文春文庫」化]
Nov.Ja.-176/文壇資料 本郷菊富士ホテル/近藤富枝/講談社/1977年第4刷/¥600/B−
 (経年のヤケ・シミ、巻頭・巻末見返しにテープ痕)
 第一章 菊富士ホテルの誕生 / 第二章 エキゾチックな雰囲気の中で
 第三章 宇野浩二をめぐる人たち / 第四章 マルキストと高等遊民たち
 第五章 塔の部屋 / 年譜 / 主要参考資料
 〈折込付図〉菊富士ホテル付近略図/菊富士ホテル平面見取図
[現在「中公文庫」化]



Nov.Ja.-152 / 戦争と文学と 大岡昇平対談集 / 中央公論社 / 1972年 / ¥800 / B
 [カバー+ビニールカバー] (経年のヤケ・シミ)
〈作品を通して戦争と人間の問題を追求しつづけた大岡昇平が、作家・評論家の九氏と、
その戦場体験から戦争と文学を談じ、現代社会の諸相を痛烈に論ずる。〉

 野間宏 戦争と文学 / 阿川弘之 つわものどもが夢の跡 / いいだもも 転回期としての戦後
 古山高麗雄 戦争体験と文学 / 大西巨人 戦争・文学・人間 / 古屋健三 『レイテ戦記』を語る
 池島信平 戦争の傷痕 / 司馬遼太郎 日本人と軍隊と天皇 / 結城昌治 兵士と国家

Nov.Ja.-151 / 埴谷雄高論 / 月村敏行 / 講談社 / 1978年第1刷 / ¥900 / B (経年のシミ)
 一 〈革命〉と〈自動同律の不快〉 / 二 影の祝祭―『不合理ゆえに吾信ず』 / 三 「虚空」その他について
 四 『死霊』―〈自同律の不快〉の四変奏
品切れ / 主体の変容―現代文学ノート / 三浦雅士 / 中央公論社 / 1982年初版 / ¥― / B (少シミ)
  主体の変容または文学の現在 / 大江健三郎または死と言葉 / 古井由吉または文体の磁場 / 中上健次または物語の発生
  村上龍または自閉と破壊 / 村上春樹とこの時代の倫理 / 筒井康隆と個人主義の逆説 / 吉本隆明と三角関係の神話
品切れ/幻のもうひとり―現代芸術ノート/三浦雅士/冬樹社/1982年初版第1刷/¥―/B〜B−
 (少ヤケ・シミ)
 〈芸術にとって「現在」という問題の核心は何か。 写真・テレビ・ビデオなどのメディアや、演劇・美術・詩といったジャンルと、知覚の過剰が
  生み出すものとの関係はどういうものなのか。 さらには、その過剰をもたらすのは〈時代〉なのか〈私〉なのか…
  現代芸術とメディアの問題に照準をあてた三浦雅士の初期批評集。〉

  眼の孤独 / 幻のもうひとり / 写真という悲惨 / 反復の沼 / 私という不在 / ビデオのためのノート / 筒井康隆とテレビという装置
  コピーという呪文 / 言葉についての言葉 / ヒューマニズムと笑い / 寺山修司ノート / 鈴木忠志ノート / 太田省吾ノート / 表現としての狂気
  宮川淳の軌跡 / 加納光於または生成する作品 / 稲妻を捕る / 世界という色彩 / 天沢退二郎あるいは水のどよめき
  大岡信あるいは霧のための頌歌
品切れ / きもの随筆 / 森田たま / 文藝春秋新社 / 1956年7版 / ¥― / B〜B−
 [函入] (本体=外装下部−少スレによる傷み、天・小口・地等−経年のヤケ・シミ)
 紺がすりの話 / めいせん / 縞 / コットンものがたり / 夏じゅばん / 人生の中心 / 花嫁衣裳 / 春着今昔 / 梅咲きぬ / あしもと
 人絹わづか五十年 / 浴衣をおもふ / 女は天國 姑 / 染附 / ふるきに學ぶ / 笑ひ話 / 絹 / ネクタイに結ぶ夢 / 春の帽子
 中年の色 / 寝るところ / 女の着物 / きものおぼえがき / ばんせいさま / 霞を食べて / 紅い夕陽 / 今様男山八幡
 きちがひ病院再開の辯 / 歳末閑日 / 履歴書 / ちひさなクリスマスカロル / 正月の花 / 一つの夢 / 初買い / 七草粥
 アトリエのあったお家 / 梅ちりかかる葱畑 / 代作物語 / 掌にこもるあたたかさ / 奥高麗 / 紫の上 / わが髪 / 青梅 / 唐草模様 etc.



Nov.Ja.-114 / 柳の芽 / 森田たま / 美和書院 / 1956年初版 / ¥1400 / B〜B−
 [函入] (函=ヤケ・表下部傷み/本体=経年のヤケ・シミ)
 柳の芽 / 私の萬年筆 / 私のインキ壺 / 私の健康 / 南部さんと私 / 老年の支へ / 春着のこと / きもの、きもの
 一月一日のめでたきこの日 / 學び / 春たつ / 春の夜の / どろぼうの居ない國 / 鯉のぼり / ゴールデンウヰーク / 祭禮
 キス / 青葉の季節 / 緑の朝 / 鳴かぬ虫 / 六月加彩 / 芍藥牡丹のむかしといまと / 柄えらみ / すだれまく / 好きな花緒
 化粧とは / 三時間のラジオ評 / 虚子秀句 / 自由黨について / 保守の美點を / 女のせまさ / 献身 / 女らしさといふこと
 お中元 / お歳暮 / 歳暮某日 / 年玉 / 驟雨 / 假面の愛情 / かけごとにこる夫 / 放蕩な夫 / 共稼ぎの場合 etc.



再入荷!/深沢七郎ライブ/深沢七郎ほか/話の特集編集室/1988年/¥9000/B [函入]
―〔限定出版〕挿画=黒田征太郎
 色即是空機(深沢七郎)/拝啓 編集長がた様(深沢七郎)/死にそこなったの記(深沢七郎)/お笑い強要寄席(深沢七郎)
 対談 深沢七郎・坂本スミ子/しょんべん対談 深沢七郎・竹中労
 糞尿屁座談会 深沢七郎・永六輔・竹中労・野坂昭如(司会=矢崎泰久)/テレビせんずり論 深沢七郎(聞き手=矢崎泰久)
 深沢七郎の夢屋開店・披露・騒動・繁盛譚(矢崎泰久)/ハンガリーへ出発する深沢七郎(構成・文責=矢崎泰久)
 深沢七郎かく語りき(構成・文責=矢崎泰久)/深沢七郎・夢屋書店探訪記(矢崎泰久)
 人間滅亡的人生案内(深沢七郎)
 俺たちも深沢さんのようにうまく死のう 色川武大・尾辻克彦・野坂昭如(司会=矢崎泰久)
 深沢七郎さん、さようなら(矢崎泰久)/深沢七郎年譜

品切れ/人間滅亡の唄〈新装版〉/深沢七郎/徳間書店/1971年2刷/¥―/B
 生態を変えることについて:生態を変える記/自伝ところどころ/日本遊民伝 ほか
 書くことについて:正宗白鳥と私/物と事/よくわからなかったについて
 世の中はつまらないことについて:子供を二人も持つ奴は悪い奴だと思う/色即是空記 ほか
 深沢七郎さんのこと(日沼倫太郎)




再入荷!/ 夢辞典 / 深沢七郎 / 文藝春秋 / 1987年第1刷 / ¥900 / B
 一期は夢よ、ただ狂え!
 〈ラブミー農場に身を潜め、飄々と生きる著者が、
  金狂い、教育ボケの世の中を眺めて
  過激に綴る人間滅亡のいろはガルタ〉





品切れ/ちょっと一服、冥土の道草。/深沢七郎/文藝春秋/1983年第3刷/¥900/B
 (最初の遊び紙に書店名値札痕有り)
装丁:篠原勝之
 〈寄る年浪が頭にやってきてハゲになり、顔に押し寄せてシワになった。
  ままよ、冥土の途中で道草だ、もう少し生きてみましょうか。
  ラブミー農場からのエッセイ集〉



品切れ/盆栽老人とその周辺/深沢七郎/文藝春秋/1973年第2刷/¥700/B〜B−
 [函入] (函の紙カバー少破)
付録4頁冊子:参加して語る「人間欲ばり論」(武田泰淳)/滅亡を説く救世主(野坂昭如)
 〈埼玉の農村地帯に盆栽が流行している。
  値があってないような不気味さをもつ盆栽と、
  それに熱中している人々のさらに不気味な日常と人情を描いて、
  奇妙な味わいを充溢させる長篇小説。〉


品切れ / 笛吹川 / 深沢七郎 / 中央公論社 / 1958年再版 / ¥― / B−
 [函入] (函汚れ、本体経年のシミ)
装釘:谷内六郎
 〈戦国時代(甲州武田三代)を背景に笛吹川のほとりに住む
  百姓の五代にわたる約六十余年の物語。〉




品切れ / 生き難い世に生きる 深沢七郎対談集 / 深沢七郎
実業之日本社 / 1973年初版 / ¥― / B

〈談論風発!真摯に語らう日本の未来〉
 北杜夫 / 羽仁五郎 / 赤塚不二夫 / 小中陽太郎 / 岡本太郎
 若松孝二 / 横尾忠則 / 黒田征太郎 / 平岡正明 / 小沢遼子
 加藤諦三 / 三上寛 / つげ義春 / 井上光晴 / 金子光晴
 井上ひさし / 五木寛之



品切れ / 魔利のひとりごと / 森茉莉【著】 佐野洋子【画】
筑摩書房 / 1997年第1刷 / ¥― / B
 〈「…よじれた襞をつくって流れ落ちる湯は、柔しく、軽い、千も万もの接吻」(沐浴)。
  鋭い感性で紡ぎ出される豊潤な世界。 佐野洋子のカラー挿画で彩る瀟洒な一冊。〉

  石鹸・固型香水・花の香い / 失った宝石 / 海から生れた真珠 / 沐浴 / 妖婆
  時刻の翼 / フランスの雑誌 / パリのキャフェ / パリのマギャザン / 巴里の夏
  奥さんとお内儀さん / 流行と私


再入荷!/ 贅澤貧乏 / 森茉莉 / 新潮社 / 1976年11刷 / ¥700 / B [函入] (日付・蔵書印あり)
  〈貧乏独り暮らしのグチかと見えてさに非ず、生活の珍妙と夢の豪華を〈吾輩は猫である〉風の自由な語りで織りなした
   批評的自画像。見かけは贅沢じつは貧乏の現代に侮蔑をなげつけて空想王国の絵巻を見せる芳醇の作品。〉
    贅澤貧乏(贅澤貧乏/紅い空の朝から…/黒猫ジュリエットの話/マリアはマリア)/い栗
[現在「講談社文芸文庫」化]
Nov.Ja.-104/枯葉の寝床/森茉莉/新潮社/1972年7刷/¥900/B [函入]
 (少ヤケ・シミ)

 〈情事氾濫、恋愛の描かれない現代・・・・・・
  至高の恋の光輝と悲傷を求め、
  武蔵野の奥に男同士の凄絶な葛藤と、
  少年を奪はれる前に殺して自ら雪中に息絶える
  男の最期を描く絢爛の絵巻。〉

[現在「講談社文芸文庫」に『薔薇くい姫・枯葉の寝床』で有り]
再入荷!/ 完本 私の釣魚大全 / 開高健
文藝春秋 / 1978年第5刷 / ¥700 / B [カバー+ビニールカバー]
 (経年のヤケ・シミ、小口少汚れ)

〈釣魚エッセイとしては異色にして絶品とされる定評ある本著、
釣師開高健の、その後の探求、練摩、その釣果を大幅に加筆し、
ここにゆるぎなき完本となす。〉



Nov.Ja.-312 / ロマネ・コンティ・一九三五年 / 開高健
文藝春秋 / 1981年第10刷 / ¥700 / B
[函入]
―開高健・六つの短篇小説
  〈酒、食、阿片、釣、支那風呂など、この作家長年の旅と探求がもたらした深沈たる一滴また一滴。
  快楽の諸相、その豊饒から悲惨まで隈なく描く名品集。
  川端賞受賞作『玉、砕ける』を収録。〉

NOVA!
Nov.Ja.-311 / 片隅の迷路 / 開高健 / 毎日新聞社 / 1982年第2版 / ¥600 / B
 [カバー+ビニールカバー]
―推理手法で描いた異色裁判小説の力作
  わが国の裁判における官僚的体質への恐怖と、人が人を裁くことへの罪深さを、ユーモアを薬味に、推理的手法と華麗な文体で描いた
  長編力作!    
NOVA!
再入荷!/ もっと笑いを![開高健、対談集] / 開高健 / 潮出版社 / 1991年4刷 / ¥700 / B (シミ)
 〈痛烈な風刺、独特の逆説と警句、新鮮にして奇抜な着想、さえた皮肉とユーモアで、冒険と人生と食を語る、
  座談の名晶―開高健、最後の対談集。〉

  阿川弘之/植村直己/松坂実/阿刀田高/田村隆一・長沢和俊/堺屋太一・佐治敬三/辻静雄/塩谷紘
  吉行淳之介辻静雄/ジャツク・ラローズ/C・W・ニコル
Nov.Ja.-278 / あかでみあめらんこりあ / 開高健 / 角川書店 / 1981年再版 / ¥1200 / B〜B−
 [函入] (函底部数cm破、本体ビニールカバー欠)
  初期長編小説・あかでみあ めらんこりあ / 解題・『あかでみあ めらんこりあ』の時代(向井敏)
Nov.Ja.-230 / 午後の愉しみ 開高健対談集 / 開高健
潮出版社 / 1980年第6刷 / ¥700 / B
(ビニールカバー欠)
―釣談、食談、文学談、戦争談。縦横かつ精妙な語り口でおりなす、開高健と15人の話者たちの、とっておきの話。
  滋味あふれる対話集。全3部16篇。

  1 釣りと食べものをめぐって / 2 文学的なるものをめぐって / 3 戦争と人間をめぐって
  対談者:團伊玖磨、吉行淳之介、大庭みな子、井伏鱒二、阿川弘之、辻邦生、清水徹
       丸谷才一、小松左京、野坂昭如、佐々木基一、安岡章太郎、武田泰淳、大岡昇平
       渡辺一夫

Nov.Ja.-242/男と土曜日と水平線[開高健全対話集成2(青春・旅篇)]/開高健
潮出版社 / 1982年初版 / ¥500 / B
(地に赤鉛筆線、頁折れ有り)
 男は旅に出なければダメになる / 男と土曜日と水平線(柳原良平)
 翔ぶ人 這う人(三浦雄一郎) / じっくり のんびり たっぷり(北杜夫)
 旅を“旅”する(田村隆一) / ウィーンまたはバロックの闇(佐々木基一)
 異国の街で(辻邦生) / 青春とは何か?(安岡章太郎)
 わが“戦後”体験(野坂昭如) / 紀行文学賞 選考会講評(立原正秋・福田宏年)
 開高健ノートA 飢えた青春(向井敏)
 付載1 訳詩 遅い朝/付載2 笑いにつつまれた旅/付載3 開高氏にズバリ10問

Nov.Ja.-243/釣り人語らず[開高健全対話集成3(釣篇)]/開高健
潮出版社/1982年初版/¥700/B
(頁折れ・蔵書印有り)
 なぜ魚は人間を魅きつけるのだろう(末松恭雄) / 釣る話(井伏鱒二)
 浮世問答 釣り談議(井伏鱒二) / 釣り人語らず(吉行淳之介)
 アラスカのサケ釣り(大庭なみ子) / 「釣魚大全」真髄(杉瀬祐)
 開高健ノートB 釣り人の内と外(向井敏)
 付載1 わが敬愛する三人の釣師/付載2 アマゾン・新たな驚きを求めて
 付載3 釣師開高健驚異のアタリ!/付載4 遠く、広く地球を釣りまくる冒険おじさん


Nov.Ja.-100/群衆の中の孤独[開高健全対話集成7(文学篇A)]/開高健
潮出版社/1983年初版/¥1200/B
(少ヤケ)
 亡命者の運命(武田泰淳) / カミュを語る(清水徹)
 群衆の中の孤独(小松左京) / 文体は生きている(丸谷才一)
 「夏の闇」の意味するもの(佐々木基一) / ラブレーを読む(渡辺一夫)
 原石と宝石(山崎正和)
 開高健ノートG『われら』と『一九八四年』と『夏の闇』(向井敏)
 書誌一覧(浦西和彦)

[現在入手不可]
Nov.Ja.-301 / 羊のレストラン―村上春樹の食卓 / 高橋丁未子【編著】
CBS・ソニー出版 / 1988年第5刷 / ¥500 / B
(小口シミ)
 〈恋人と親友を失くした「彼女」と「彼」が一緒に祝ったバースデイケーキのろうそくの意味は。
  羊男はなぜドーナツを揚げるのがうまいのか。
  ビールやサンドイッチなど、どの作品にも欠かせない小道具「食」を通すと新しい春樹ワールドが見えてくる。
  鮮烈なデビューとなった『風の歌を聴け』の発表から二十余年、いつも読者の心をとらえて放さない
  村上春樹作品に隠されたメッセージを酒、料理、食卓空間から読みとる。〉

NOVA!
再入荷!/村上春樹 イエローページ作品別(1979〜1996)
加藤典洋【編】 /荒地出版社 / 1998年初版第14刷 / ¥700 / B
  第1章 消えてゆく者への眼差し―『風の歌を聴け』
  第2章 新しい喪失感―『1973年のピンボール』
  第3章 時代の物語から自我の物語へ―『羊をめぐる冒険』
  第4章 内閉という主題の発見―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
  第5章 世界への回復・内閉への連帯―『ノルウェイの森』
  第6章 高度資本主義社会の洗礼―『ダンス・ダンス・ダンス』
  第7章 砂漠は生きている―『国境の南、太陽の西』
  第8章 おぞましさと啓示―『ねじまき鳥クロニクル』
Nov.Ja.-092/未だ/既に―村上春樹と「ハードボイルド・ワンダーランド」/鈴村和成
洋泉社 / 1985年第4刷 / ¥600 / B
(カバー少汚れ、天・地傷、1箇所小口側5mm破)
   新・記号論
   村上春樹とダンディズム / 村上春樹とフェティシズム / 村上春樹とデカダンス / 村上春樹とセミオティーク
   村上春樹とマニエリスム / 村上春樹とミトマニイ
Nov.Ja.-091/Happy Jack 鼠の心 村上春樹の研究読本/高橋丁未子【編】
北宋社 / 1984年第2版第2刷 / ¥600 / B
(遊び紙と裏表紙の間割れ)
 「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の3作品の評論集。
  評論・エッセイ(四方田犬彦「聖杯伝説のデカダンス」、友部正人「ジェイズ・バーとディラン」 etc.....)
  座談会(「春樹」と「僕」をめぐって)
  インタビュー(月村敏行「村上春樹と埴谷雄高」)
  BGM辞典(「君の知らない風の歌」)
  「謎のない年譜―羊をめぐる冒険へ出発する日まで」
Nov.Ja.-090 / 総特集◎村上春樹の世界 ユリイカ 臨時増刊
青土社 / 1996年第16刷 / ¥600 / B

 ショート・ストーリー;飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか
 インタヴュー;山羊さん郵便みたいに迷路かした世界の中で―小説の可能性―
 装幀;佐々木マキ 〈表紙の仕事〉
 小説家;安西水丸 〈村上春樹さんは「男の子」の作家〉
 映画;大森一樹 〈完成した小説・これから完成する映画〉
 音楽;北中正和 〈この曲を聴くとすごく哀しくなる・・・失われた音楽の輝き〉
 絶望;風間賢二 〈村上春樹とスティーヴン・キング〉 etc.
Nov.Ja.-089 / ねじまき鳥の探し方―村上春樹の種あかし / 久居つばき
太田出版 / 1995年第5刷 / ¥600 / B
   〈クミコの男は誰か?ワタヤ・ノボルはどこに消えたか?奥付「4月12日火曜日」の意味するものは???
   3300円も出して買った『ねじまき鳥クロニクル』の未解決の謎に欲求不満な多くの読者のために、
   村上春樹が仕掛けた巧妙な罠をことごとく解き明かす、解読本。〉
Nov.Ja.-088/猟人日記/戸川昌子/講談社/1965年第1刷/¥700/B
 (カバー微傷み・折込部分折れ目、天シミ)
〔Roman Books:新書版〕
 《〜愛に飢えた孤独な女たちの心を奪い、そして捨てる夜の狩人・本田一郎。
 ・・・・・アヴァンチュールへの期待を彩る「猟人日記」、
 頁を埋めた女たちの上に起る連続殺人事件―
 一歩一歩、彼を追いつめる何者かの影!
 現代に生きるインテリゲンチャの心理と人間の心の暗い深淵を抉った
 推理小説の傑作!!》
Nov.Ja.-087/白昼の密漁/戸川昌子/講談社/1975年第9刷/¥800/B
 (カバー背上部少傷み)
 〔ROMAN BOOKS:新書版〕
 《私は保険金詐欺の巧妙な陰謀に巻きこまれているのかも知れない
 ―登代子は心を惹かれている嘱託医多原との情事に溺れながらも、
 次第に自分を利用している巨大な罠に気づいて焦燥した。
 同僚たちの嫉妬と好奇に満ちた視線が集まる
 ―登代子の虚栄と女の性を自在に操って生命保険会社を揺さぶる一連の人物、
 それこそ〈白昼の密猟者〉たちなのだ!?》
Nov.Ja.-086/蒼い悪霊/戸川昌子/徳間書店/1977年初版/¥800/B
〈愛欲輪廻に悶絶する美女を通して、女の“魔性”を大胆に追求する独特の宿業の世界!〉
装幀・挿絵☆レオ・澤鬼(東スポ「玉門占い」)

 「蒼い悪霊」は、文庫化にあたって「私がふたりいる」(光文社文庫)と
 改題されましたが、現在どちらも新刊での入手は不可のようです。
 それにしても’70年代的?とでもいうんでしょうか、素敵なカバーです。

Nov.Ja.-085/太陽の生贄/戸川昌子/双葉社/1978年初版/¥1000/B
 装幀・滝野晴夫
 雑誌掲載の短編を集めたアンソロジー。この作品集も文庫化で「霊色」
 (双葉文庫)と改題されていますが、現在新刊での入手は不可です。

  [収録作品;霊色、ゴムの罠、罐詰の女、恍惚の向う側、
  太陽の生贄、オレンジ色の鳩、ハッピー・ソング、
  蝋の肌、大穴、奇妙な快楽]

Nov.Ja.-084 / 女のひき語り さまざまな音色で女の人生をうたう / 戸川昌子
文化出版局 / 1980年第1刷 / ¥1400 / B
   「〜時には三歳になる息子の相手をしながら、公園のベンチを書斎にしたり、食事のすんだ台所、
   ベッドの上、応接間などと、ギターならぬ原稿用紙をぶらさげて流浪の民。
   まさにひき語りの門づけよろしく、おふせの額の定まらぬ浮き草の身という感じで、
   ひたすらます目に字を埋めてゆく。」(序より)
    エッセイ集。                         [現在入手不可]
Nov.Ja.-083/愛情未来学 新おんなゼミ2/桐島洋子【編・著】
講談社
/ 1979年第1刷 / ¥1800 / B
 「女たち、愛の絵本を綴ってみよう。いまも女に脈打つ熱い血の証しに照らして、
 ひとり歩きながら愛について考えてみよう。
 クールまたはホットに新しい愛のスタイルを模索・・・・・・。」
 執筆者:有馬三恵子/石垣綾子/桐島洋子/小池真理子/小森和子/佐藤陽子
      高橋章子/立原えりか/津島佑子/中山あい子/萩原葉子/林郁/林えり子
      林京子/藤田弓子/牧美也子/
安井かずみ etc.
 アート・ディレクション:長友啓典/カバー・イラスト:黒田征太郎
[現在入手不可]
Nov.Ja.-082/おんなの男性解剖学 新おんなゼミ4/吉田知子【編・著】
講談社
/ 1979年第1刷 / ¥1500 / B
 「女たち、男に対して受身になるな。そのために、この愛すべき〈いきもの〉の、
 意識、行動、ボディ、etc全構造を、あなたの手の中に収めよう。
 そして、男と女、あるいは人間同士の愛を確かめあおう・・・・・・。」
 執筆者:吉行和子/山口洋子/夏樹静子/佐藤愛子/落合恵子/マダム路子
      渡辺圭/林えり子/原田八重/立原えりか/荒川靖子/俵萠子/下重暁子
      後藤みな子/津島佑子/田辺聖子/中山あい子 etc.

 アート・ディレクション:長友啓典/カバー・イラスト:黒田征太郎
[現在入手不可]
古本屋あなもん≪second-hand bookshop : anamon≫